morisankunの日記

アラサー。

まだ出会ってないだけ、以外の言葉で

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恋愛相談ブログって結構あちこちであるんだけど

いい年して恋人がいないという悩みを持つ女性が必ず言われるのが

「そのうち出会う」「まだ出会ってないだけ」と言う慰め、励まし。

 

たまたま目にした上の作家さんのブログでもやっぱりこのフレーズが出て来て

ああ…と思ったんだけど

独身女性にとって「まだ出会えてないだけよ」って実はあんまり励ましにならないと思う。

あ、10代の間は別。10代は彼氏がいなくても

「中学・高校で彼氏作るのは早いよ」と社会が貞操を守る女子を後押しするし、

親も学校も高校生の間まではバイト禁止で門限19時なんて彼氏作りようがない環境を強いてくる家庭も珍しくはないんじゃないでしょうか。

恋人がいない自分=世間様に恥じない自分でいられるから自己肯定感も下がらないし

いつか王子様が~という夢、高校生くらいまでは見てても良いと思う

 

真剣に考え始めた方がいいのは18歳以上。いろんなことがそろそろ自己責任になってくる年齢。

大学生になっても過保護な親だと、娘が化粧をしたり流行りの服を着たりするのを「色気づいてる」とか「流行に左右されるのは軽薄でバカっぽい」と嫌な目で見たり、それとなく我が子がフットワークの軽い女の子と友達になったり、男と出会うのを阻止したがる雰囲気を出したりして、

「真面目でお利口」な女の子ほどそういう親の嫌悪をモロに受け止めてしまって彼氏を本気でほしがらなくなるし「私たち彼氏いない女子でーすw彼氏募集中~将来は玉の輿に乗って~ハーフで美形の子供産みたいな~??」なんて適当な言って同性友達同士モテない女子ワールドを楽しむのが良かったりもする。

でも社会人になった途端そういう子たちも気付くわけです。

「あっ…案外みんな大学で彼氏できてる…誰ともちゃんと付き合った事がない23歳の自分って遅れてる!?ヤバい!!」って。

学生時代、20歳を超えてもなんとなく親の顔色窺って、子供時代の延長で「良い子」していた女子たちは

周囲の女子がもうとっくに親の顔色なんて窺わず自分の意志で自分の人生を歩み始めてる事に気付く、そして焦る。

それはかなり深刻な発達の悩みなので、軽く流してあげるべきではないと思う。

23歳の女子は大人の女から見たらまだ全然若いし

「彼氏がいなくて…」と悩む女の子なんかいたら「まだ出会えてないだけよ」って100%言う。ほんと軽率に言う。かわいい悩みだな~♡くらいのノリで言う。

実際ほとんどの女性は23歳の頃付き合ってた相手じゃなくて、そのあと出会った人と結婚するからそれは正しくもあるんだけど、ただ多くの女性が思う

「30歳までには結婚したいな」を叶えている女性は23歳までの間に恋愛経験一回くらいはあったりする。ほんと。恋愛経験23歳時点でゼロの子だと20代のうちに結婚するのって結構難しいからのんきに「そのうち出会うよ♡」とか言ってる場合じゃないと思うしその適当な慰めで彼女らの悩みをぶった切って終了させてしまうから彼氏ができない23歳女子は何となくもやもやと悩み続ける羽目になる。

 

 

 

恋愛経験って一言で言うけど①「踏み出す」②「選ぶ」➂「付き合う決定をする」④「相手を知る」➄「自分を知る」⑥「自分と相手の相性で良い関係性が続くか考える」➆「関係を清算する」⑧「別れた後の対処」とまあこれだけのことは、学べるかどうかはさておき経験するわけで

一回でも付き合った事がある子は①勇気を出して新しい人間関係に挑戦②自分から相手を選ぶのか相手に選んでもらって応じるのか経験してみて自分に適した方を選ぶ➂実際に相手とすり合わせを始める④相手の求めるもの、本音建前、性格を知る➄それに照らし合わせて自分が本当はどういう人を求めているのか、自分はどういう人間なのか考える⑥変に尽くしすぎたり逆にわがまま放題したり束縛したり「理想の恋愛」を「相手に押し付け」て、DVになっちゃったり変な関係になるカップルが割といるので自然なまま無理せず付き合いが続けられるか吟味➆無理なら別れて次を探すという決断をする…と上手くいかなかった恋愛からでもこれだけ経験値はもってるので

まったく23歳まで誰とも付き合ったことない子が、30歳までにこれらを経験してちゃんと自分に合った相手を選べるか、というと結構マジになって出会いを探さないといけない。「いつか出会えるわよ~、まだ出会ってないだけ」じゃない。

「踏み出す勇気が足りてない」「素敵な人はいたかも知れなかったけど貴方の目では見つけられなかった」「高嶺の花男にばかり無自覚で恋をして無自覚で諦めて来た」「自分の好みを適切に把握していない」「好みの異性がいそうな場所に足を運ぶ努力をしていない」「自分の好きなタイプの男から好かれる女ではないので自分を変えるか、好みの男性の幅を広げる努力がいる」

などなどと言う具体的な問題がある。

 

長らく恋愛をしていない女性の中には家庭環境あるいは育成環境の中で

「女性としてみられること」「女として性的に求められること」に嫌悪感を感じるようになっている人もいる。そりゃ子供の頃から親に色気づくな、女を武器にする女はバカだって極端な感じで育てられた人なら「女」を前面に出すのがもう無理って人も出てくると思う。

そういう人はなぜ自分が女性であることを受け入れられないのか、

あるいはほんとにLGBTQのどれかに該当する人間なのか、はたまたアセクシャルな人間なのかしっかり自分と見つめ合って自分にとっての幸せを探さなければ、ずーーーーっと「恋人ができない、他の人にはできるのに自分にはできない、恥ずかしい、劣っている」

なんて事で悩む羽目になる。そもそも自分と他人は違うんだというところ明確にしないのは不幸の第一歩だと思う。

さらに言うと街コンや婚活って実際結構むずかしい。

恋愛に割と大切な「価値観」っていうのは生まれ育った環境に左右されがちなので

高校・大学みたいな親の経済力、本人の偏差値、選んだ校風=趣味・性格の傾向があらかた一致している前提で数百人の異性と出会うチャンスがある場所で誰とも付き合わなかった人が

街コンとかいう年齢も出身もバラバラの人といきなり出会って恋に落ちれるかと言うと

もう見た目が好みかどうかとかそういうところになってくる。

友達として楽しく会話できても「男性」として、性的な部分でその相手と関われそうにない場合は「私たち、お友達でいましょうね」が正解で、無理に付き合っても後々後悔するだけ。すきでもねー男と寝るなんて苦痛。風俗のお姉さんたちもお金を貰ってやってる事だから、夫婦って言う対等な関係が前提でサービス業の真似事やろうなんて破綻しか待ってない

 

彼氏が出来なくて悩んでいる女子に一番必要なのは「いつか王子様が」なんてぼやけたフレーズのごまかしではなく、具体的に自分と言う人間がどういう人間で何を求めて何が幸せなのかを考えることだと思う。

 

少なくとも自分が彼氏できなくて悩んでた時の私にかけてあげたい言葉は

「今のあなたは他人の作った幸せの形に無理やりハマろうとして目が死んでる。あなたの幸せは何なんだ。そこはっきりしないかぎり一生自分にとってのベストな男を見抜く事なんてできない。彼氏以前の問題」

 

性別で縛るのは本当にナンセンスだと思うけど「異性」を意識しすぎて、「異性」で自分の人生の、これまで他の同性に負けてきた分や不幸だった分を穴埋めしようとする人間って男女問わず結構マジできもい。自分もそうなりかけてた時期があるから

悩んでいる人がその段階にいるとあああ…ってさっする

自分がステップアップするためだけに結婚を考えてる女(高収入ハイスぺ男・もしくは友達に紹介したときに「いいの捕まえたな。幸せ確定じゃん」と羨ましがってもらえる、欠点のない男と結婚することで、自分のランクアップを狙うタイプの婚活女)は同性から見たらあー…はいはい。人生レースで一発逆転したいのね、まあ好きにがんばれば良いけど、その勝負したがるせいかくはウザ過ぎるから友達でいられるのはここまでですね…さよなら…と縁切られがちだし(実際この手のタイプは30近づくにつれて友達がいなくなる)

相手の人間の生活を無視して自分の幸せのために結婚したがる人は一番幸せな結婚からは遠い。他人に媚びろとか尽くせじゃなくて、極端で横暴すぎるんだよね…それ故にまともな人にほど引かれてることに気付いてない。

そして将来が漠然と不安だから誰でも良い、適当に合格って感じの男と結婚したい、と思って相手を探してもピッタリな良い人が見つかるわけない

だって逆の立場ならそんな「僕の不安を解消してくれ、僕をとにかく幸せにしてくれよ」男はお断りが過ぎる。つまり男性から見てもお断りな女に成り下がっている…他人には結構伝わるからねそういうの…。

 どうやったら恋ができるの?は魔法のように恋に落ちるのを待つんじゃなくて

自分の幸せを具体的に洗い出して必要な物を考えてそのうえで出会いの場所に出向いて話をしたら、この人なら…て人を見つけられるかもしれない、と思う