どうやら消されてしまったようだが
37歳独身オタ女子、オタク界隈からさえ落ちこぼれる①
という記事がバズっていた。
どんな内容だったかというと
・元レースクイーンやレイヤーとしても活動していた37歳の女オタクが
・加齢と現実を受け入れられず
・転生なろう小説にしか感情移入出来なくなった
・サムライトルーパーという作品の続編を見て、年をとってもカッコよく生きられなかった自分を嘆いている
①、とタイトルにある通り続編もあったが集中力が尽きたのか言いたいことがなくなったのか基本的に内容は繰り返しだった。
で、何でバズってたかというと女が書いた文章じゃないだろ!アラフォーで苦しむ女文学をやりたい男の文章すぎるだろ!というツッコミがバズっていた状態である。
さて、私はドンピシャで37歳女オタクさんとは同世代のオタクである。
なのでこの世代に関しては当事者として語れるし、オタクとしてもかなり手広くいろんなジャンルを通って来た自負がある。
サムライトルーパー
基本的に37歳の女は知らない作品である。
オタク女子、あらゆるジャンルで年上年下の女友達を作るが、サムライトルーパーにハマったことがある、という人は私が知る限りでは10歳程は上の世代の方である。
勿論上の世代で流行った、という知識としてタイトルくらいは聞いたことのある30代女オタクはいると思うが、内容について語れる人は多くない。
37歳女オタク世代と言えば
ジャンプ…遊戯王、テニプリ、封神、ハンター、ナルト、ワンピ、リボーン、銀魂、D灰、ヒカ碁、鰤…からのハイキュー、ヒロアカ、鬼滅、呪術
ガンダム…種、種死、00、鉄血、水星
アニメ…忍たま、コナン、ヘタリア、ハガレン、ギアス、ファフナー、黒執事、タイバニ、K、No.6、進撃、東リベ、ゲ謎
異世界…まるマ
3次…嵐、エイト、東方神起
ドラマ…相棒、MIU404、おっさんずらぶ、ちぇりまほ
ゲーム…刀剣乱舞、FGO、ツイステ、原神、うたプリ
特撮…電凹
ホビー…レツゴ、イナイレ、遊戯王GX~
女児…セラムン、おジャ魔女、カードキャプター
そして声優と2.5全般。このあたりが比較的王道(だった)ジャンルである。
パッと思いだせただけの羅列が↑なので、○○年代アニメOPまとめ~とか聞きながらだとなんぼでも語れる。基本的にアニメはほとんど見てたので。
37歳独身でなろうや転生、聖女系にハマってる友人は勿論いる。
特に本好きの下剋上あたりは抑えてる人は多いし、悪役令嬢の中の人や悪役令嬢おじさんあたりはネットでもバズっていたので自ジャンルと呼べるほどじゃなくても読んだことある人は多いと思う
ただ生きがいという程なろうに傾倒してる人がどれほどいるか…?というと…
なろうにハマってる女オタク、結構な確率でソシャゲにもハマっているので
酒となろうと男と女…みたいな人は、、、いるのかも知れないが少ないとは思う。
また今回の震源地であった「元レースクイーン経験まである」タイプの女性オタクに限ると既婚者(バツイチの独身はいる)がほとんどであろうと思われる。
美女だから放っておかれないというよりは、それくらいアクティブに繰り出していけるタイプの人は一回は結婚してしまうのだ。
オタク婚活やら婚活パーティが流行り出した第一世代がこのへん±5世代であり、リーマンショックやら震災やら何やらで不安な学生~社会人若手時代を過ごしていることから、一度は婚活をしてみたことがあるオタクは多い。
単なるレイヤー経験者に絞ればアセクシャルで独身って人もそれなりに含まれてくると思うけど、仕事とは言え軽装で男の前で立つ、レースクイーンをやれるタイプなら、ちょろっと婚活した時にそのまま結婚してたりする。
多分文章を書いた人はレイヤー(個人の趣味なので美醜の担保にならない)だと説得力に乏しいからレースクイーン(美しいことが保証される)を書き添えたんだろうけど、このへんの解像度が大いに突っ込まれる原因になってしまった。
37歳オタクは孤独なのか
オタクは相手の年齢を気にしないから何歳でも女同士シスターフッドの輪に入れて~という線から反論している人はいたが、私はこれに関してはちょっと待ってと言いたい。
うたプリの美風藍のオタク騒動とか覚えてる人いると思うけど、「○○歳にもなってオタ活しないでほしい!ババアでしゃばるな!」みたいな事言う若い女オタクは普通にいる。どのジャンルにもいる。
そんな言葉他人に向ける方がおかしいよ!とは思うが、それは綺麗ごとでもある。
他人はどうでも良いけど自分自身は「27までにオタク卒業してたい。30でホビ垢はきつい」みたいな感覚で生きてる子は普通にいるし、そういう空気は30超えたオタク側にも普通に伝わってくる。
ネットで黙って推し活、オタ活してれば私生活は見えないから叩かれないだけで、いざ本当に高齢オタクがオフ会に行ったら若い大学生オタクたちから「おかあさん」扱いを受ける。
無自覚だけど当たり前に「年をとった女」としての振る舞いを求められる。
病んだ若い子を励ますだとか。場のまとめ役だとか。
線引きは普通にされるし、それはあって当たり前なんだけども。
私は女オタクが「女同士こそが至上の世界である」とほざくのはあまり好ましく思っていない。
男の代わりに、自分のケアを他の女にさせたいタイプの女がそれを言いがちだと30代後半ともなれば知っているからである。
理解のある彼くんの上位互換として求められる「女」友達。
全てのオタクは現実逃避でオタ活をしているとはいわないが、20代前半の「娘」の気分で止まっている人はそれなりにいるため、
シスターフッドを声高に叫ぶ人の事が一番信用できなかったりする。
普通に年齢が違う友達というのは成立が難しい。
だからこそ、たくさんのジャンルを経て、たくさんの女と出会って、ほんの少し残ったオタク仲間は貴重な存在なのである。
当たり前に女だから、オタクだからと言って他人に受け入れられるべきだという絆の押しつけは良くないと思うのだ。
そもそも昔からオタクは私生活を出さない方が望ましいとされている。
ジャンルの事を語るために集まっている趣味の集団なので、私生活について、、
特に彼氏、旦那、子供に関して語る事はタブーに近かった。こと30代のオタクたちが若かった頃に関しては(住所を同人誌に載せまくってたもう少し上の世代に関しては結婚でオタクから足を洗う人が多かったと思われるので、ある程度の年齢を越えたら逆にタブー感は少なかったのかも?)
オタクカーストというエッセイ漫画?が炎上したことを覚えている37歳オタク女子も多かろうが、オタクのカーストは本来は
・原作理解度
・コスプレの完成度
・衣装制作技術
・作画、文章、動画の完成度
・執筆速度
・作品愛
・考察の面白さ
・同人誌の所持数
で測られるべきである(?)が、彼氏が、旦那がどうの、子供がどうの、そんな話をしだすと一般成人女性と何ら変わらないマウント合戦が始まってしまうし、別ベクトルの力関係が生まれてしまう。
結婚してても「家族と一緒に出掛けました」「身内と○○しました」と濁している人が多い。ただでさえオタクには地雷が多いので、それ以上の分断を避けたいからだ。
また「オタクに年齢関係ないない!みんな産後返り咲いてくるし!」という
おいおい、産後ってゆーてもうてるがな!!という無自覚に独身37歳を背後から刺す発言のオタク女性も複数見かけた。
そう、実際産後に返り咲いてくる勢はかなり多い。
これシンプルで分かりやすいなーと思うんだけど、結婚出産って気力体力がいるので、体力ある女は子供が落ち着いたらオタ活に戻って来れるんですよ。
独身37歳は家と会社の往復でかなり体力が落ちてるから、「ずっと変わらず独身で趣味に時間もお金も使えるぞ」としがみ付いてたにもかかわらず
逆に体力と集中力の低下が原因で新ジャンルにハマれず、オフ会に行く気力がわかず、結果として孤独。という人もそれなりに多いと思います。
コロナ以降、というか鬼滅以降諸人こぞりてハマり倒す大ジャンルというのは減ったように思います。だからこそ問題になってた(?)のが腐女子の政治問題と日本三国の炎上ですよね。
BL無罪!腐女子は高尚!自分たちは分かってる側!という自己認識のまま原作者や政治界隈に特攻を決める腐女子の悲劇が騒ぎになりました。
私はペンライトデモに関しては迷惑だなーと思った方です。
腐女子は特に、誰かの解釈に乗っかって騒ぐのが好きなのです。
だからこそペンライトでガッツリ他人を巻き込もうとしているさまが、今まで自分たちは壁になりたいから~推したちの間の空気で良いから~といって、他者や他人の作品をオモチャにする場所に逃げ込んで、向き合わなかった、自分達腐女子界隈…自分達の顔面をも明るく照らし、グロすぎて無理でした。
そう、本当に37歳独身オタクの悲哀を描くならノリでデモに参加してこれまでのオタク友達と軋轢が発生したり、政治(自ジャンル)妄想で頭いっぱいになり実生活がおぼつかなくなったり、BL無罪、ずっとのんびり腐女子ライフ楽しめると構えてたら炎上続きで萎えて、実生活が虚無になっていく独身腐女子を描くのが割とリアルな気がしますがそうではなく、なろうにハマって泣いてる37歳という題材になったのはいったいなんでなんだろうな。
サムライトルーパーの新作のCMだったんだろうか
このブログに釣られてついサムライトルーパーを検索してしまいました。
緑の人が主役みたいな書き方だったけどセンター赤いな…
30代の女オタクのサムライトルーパーの知識というと、その程度です。
もしこの件のオタクの方が本当に37歳女オタクだったとしたら
同世代の同性からもここまで理解されないくらいの外れ値だと思うので
孤独でしょうね、やはり。
ちなみに37歳独身女オタク、私の友達たちはそれなりに楽しくオタクを続けています。結婚出産について悩む時期は通り越した人が多いですが、それでも40歳で突然結婚するオタク仲間もいたりするので人生はそれぞれです。
上にも書いたけど鬼滅以降爆裂に流行ってる新ジャンルがないから、細々とジャンルを続けたり移動したり、レイヤーだった子もコスプレは引退状態でドールとかぬいとか、自分以外の物を着飾る方向を主戦場にしたり。
若い頃程ガツガツ活動するのは難しいけど悲哀って程でもなく。
逆に新ジャンルが華やいでないからこそ、旧ジャンルの友達と緩ーく繋がったり、
育児で離脱してた子持ちオタクとも時差ぼけ少なく同じ沼で馴染める面はあるのかも知れない。